猫が抱えている不調は、まずはペットフードを止めて猫に合った猫のための食事に変えることで、かなり改善できます。
具体的には、猫の健康のための手作りごはん「自然食」にすることです。
犬と比較し、猫は飼い主が思うように手作りごはんを食べてくれません。
それでも、飼い主が根気よく猫の食事の改善を行えば、3年後には猫は見違えて健康になります。

被毛が美しく艶やかで豊かになり、カラーも年をとっても衰えづらく、全身の筋肉が発達し、目の輝きが変わります。

そんな猫の自然食ですが、薬ではありませんので即効性はありません。
特に、飼い主の根気が必要な不調をご紹介します。

猫の腸の問題

市販のペットフードの原材料は、猫本来の食事と真逆のものがほとんどです。
そのため、腸の状態が非常に悪い猫が多いです。
猫の健康は、猫の腸の健康で決まります。
毎日の糞便に問題が見られなくても、体のどこかに何らかの不調を抱えている猫は腸が悪いです。
具体的にはリーキーガット症候群(LGS)という状態です。
リーキーは「漏れる」
ガットは「腸」

猫の腸壁の細胞と細胞の間に隙間ができて、そこから食べたものの未消化の本来体内に入らないはずの大きさの分子や細菌などが血管に入ってしまい、肝臓を始め全身の不調の要因となっています。
体のどこかに不調を抱えている猫は、必ず腸の不調をセットで抱えています。

腸の問題を根本から解決し、緩んでしまった腸壁を締めるには長い時間が必要です。
ペットフードを止めて数週間で改善できる問題ではありません。
そのため、猫の食事を手作りごはんの自然食に変えた上で皮膚や下痢、軟便の状態が続く個体については、さらに食事の工夫が必要になるでしょう。
普通の自然食よりも、より消化がよい、なるべく未消化物が出ないような食べ方や内容に工夫します。
自然食の基本を踏まえたうえで、さらに消化を意識した食事にしていきましょう。

生の食事にするのは基本の基本です。
ただ、生食にしたから自然食というわけではありません。
猫本来の食材ではないものを与えたり、体にいいと思って消化が困難で利用しづらいものを与えたりすれば、生肉の良さを活かしきれないかもしれません。

猫のLGSが改善するまでには年単位の時間が必要になります。

腸炎(下痢・軟便・便秘など)以外に猫の腸が悪いと見られる問題

・皮膚炎
・細菌感染症(細菌性の歯周病・膀胱炎など)
・関節炎
・尿路疾患
など(ごく一部です)

LGS+未消化物という組み合わせが、猫の慢性疾患を招きます。

「生肉食にする」ことはとても重要で最低限の対処です。
「生肉食にさえすれば」「サプリメントさえ飲めば」「ハーブ療法さえすれば」ということはありません。
個体ごとに、要因が違うわけですから、個体ごとに対処法は変わります。

それぞれに合った食事とケア方法を見つけるまでには、時間がかかります。
また、対処法が合っていたとしても、改善がみられるまでには最低半年以上かかります。
ペットフードを食べてきた期間や、手作り食であっても加熱やでんぷん質・豆類などを与えられてきた猫の腸は飼い主が想像するよりも悪いと考えて良いでしょう。

あなたの猫は腸漏れを起こしている状態ですよ、といくら説明しても不調を抱えている猫の飼い主ほど、信用しません。
その飼い主の意識こそが猫の不調の大きな要因であり、猫の治癒を邪魔しているかもしれません。

腸が悪い猫に飼い主ができること、やってほしいことは星の数ほどあります。
時間はかかりますが、ペットフードを止めて自然食にしたことで、食事の面ではこれ以上悪くなることはありません。
あとは、猫の治癒を助けるために何ができるか。

詳しくは猫の自然食コースにてお話しています。

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