猫の手作り食の食材「カンガルー肉」のホントのところ

猫の健康のための手作りごはん「猫の自然食」では、生肉を与えます。

あえてペット用の肉を選ぶ必要はありませんが、知識がない方はペット用の肉を与えると思うようです。

ペット用の肉の中に「カンガルー肉」があります。

この記事では、猫の食材としてのカンガルー肉の良いところと問題点をご紹介します。

カンガルー肉の特徴

カンガルーは、オーストラリアにしか生息していません。
害獣として駆除対象になっています。
駆除したカンガルー肉のリサイクル用途のひとつとして、ペットフードに活用されはじめています。

カンガルー肉がペットに向いているわけではないということを、まずは理解しましょう。

動物性食材として、猫も食べることができます。

身近で手に入りやすい鶏肉、牛肉、豚肉と比較して突出して猫の食材として優れているかというと、そのようなことはありません。

 

カンガルー肉の栄養的特徴

低脂肪・低コレステロール・カロリーが低め
良質なたんぱく質と、赤身肉の中では若干鉄分を豊富に含みます。

特別に栄養豊富な食材ではありません。
特に、非常に脂質が少なく1~2%しかありません。

種として脂質を多く必要とする猫の食事としてはあまり向かない食材です。
脂質がほとんどないため、筋肉部位のどこをとってもあまり栄養価が変わらないと言われています。

牛肉や豚肉と比較して、多少鉄分が豊富です。
馬肉ほどの鉄は含まれません。

 

猫の手作りごはんの食材としてのカンガルー肉のメリット

1.好き嫌いがある猫に、気に入ってもらえ食材の種類を増やせる可能性がある
2.安定的に手に入る
3.食物アレルギーがある猫の食材として、アレルゲンになりづらい

猫の手作りごはんの食材としてカンガルー肉を取り入れる場合の注意点

1.圧倒的に脂質が不足する

長期食べ続けると皮膚被毛のパサつきやフケなどが出る場合があります。
必須脂肪酸が不足する可能性もあります。
便がぼそぼそになったり、下痢をすることがあります。

 

2.内臓類・骨・血液が手に入らない

長期主食とした場合、猫にとって必要なビタミンやミネラルが不足する可能性があります。

 

3.カロリーが少ない

おなかが空いて、食事の全体量が増えます。
シニアや子猫の食材としてはあまり向いていません。

長期食べ続けることはせず、ローテーションの食材のひとつとして利用することをお勧めします。

 

猫の手作りごはんの食材としてのカンガルー肉

脂質が少なすぎる、内臓類が手に入らないことから、ほかに食べられる肉があるのにあえてカンガルー肉を選ぶ理由はありません。

猫は、好みがうるさくカンガルーでなければ食べてもらえないということもあるかもしれません。
そういった場合は、カンガルー肉だけでは栄養的な不安があることを知って、上手に食材を選びましょう。

知識があれば、カンガルー肉は猫の食材のひとつとして上手に扱うことができます。
栄養学的知識がない方には、あまりお勧めできない食材です。

 

猫の健康長寿の秘訣は、「猫に負担の少ない、猫それぞれの身体に合った食事」です。

基礎がなければ、猫のためと飼い主が頑張って心を込めて用意した食事が猫の病気の要因になってしまうこともあります。
独学や見様見真似ではなく、きちんとしたプロに基礎を習ってから始めることをお勧めします。

 

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読んで実践していただければ、猫の身体が少しずつ変化していきます。

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