昔からよく言われている都市伝説なので、信じてしまっている人もいるかもしれません。
猫は手作りごはんで狂暴化する。
猫は生肉を食べると狂暴化する。
これらの都市伝説は、全くのデマ。
猫は手作りごはんや生肉を食べさせても、狂暴化しません。
この記事では、なぜ猫に生肉や手作りごはんを食べさせると狂暴化すると言われているのか、その理由を整理してみたいと思います。
猫に生肉や手作りごはんを与えると
ペットフードでは摂れない栄養を摂ることができて、猫が元気になる
あなたは、今からグラノーラやカロリーメイト、あるいはゼリー飲料のような栄養食だけで一生生きていくと想像したことはありますか?
いつまでも元気はつらつ、健康で長生きできそうでしょうか。
ペットフードのようなものだけで生き延びた、1年後の自分を想像してみてください。
それが、1年後の愛猫の姿かもしれません。
もし、それだけを食べていれば健康でいられるフード、なんていうモノがあったら、人間界で重宝して飢えも病気もないはずです。
そんなものが存在するでしょうか。
日本には、「医食同源」という有名な言葉があります。
(「薬食同源が語源という説があります)
食べ物は薬と同じように健康を作るものである、という意味ですね。
または
You are what you eat
あなたはあなたが食べたものでできている
In order to stay healthy you must eat healthy foods.
健康的でいるために、健康的な食事をしなくてはならない。
猫でも同じことです。
キャットフードでは、猫が必要とする栄養を「自然の栄養素」で満たすことは到底できません。
そのため、たとえゆでた肉でも、猫に与えると猫が元気になることが多いです。
手作りごはん、特に生肉食はペットフードドライフードやウェットフードでは決して摂ることができない自然の栄養素を、食材から摂ることができます。
そのため、飼い主がきちんと正しい知識をもって手作り食、特に生肉食を与えると、猫が見違えて元気になっていきます。
猫が今までよりも健康で自由に表現できるようになった姿を見て、飼い主によっては「狂暴化した」と捉えるのかもしれません。
ペットフードが減ることで食事から摂る毒が減り、猫は元気になる
ペットフードドライフードやウェットフードは「加工品」です。
日持ちさせたり、栄養素の数字での帳尻を合わせるために、有害な添加物や人工合成ビタミンミネラルなどが使われています。
ドライフードならば、完全肉食獣の猫には百害あって一利もない、穀物や豆や芋が使われています。
ペットフードを減らし「食べ物」を与えられるようになると、猫の口に入る有害な合成薬品や原材料が減ることで、猫が元気になっていくことが多いです。
私は、飼い主さんに猫の健康ごはんをお伝えして、猫が健康になるお手伝いをしています。
猫が食事によって健康になっていく様を日常的に見ています。
私のお客様は、猫が元気になると喜んでくださいますが、猫が元気になると疎ましく思う方は「狂暴化した」と感じるかもしれません。
ペットフードよりも生肉や手作りごはんが美味しくて、よく食べる
ペットフードを長く食べていると、慣れているペットフードが美味しく感じる猫も多いです。
子猫や、有害なものに敏感な猫は、安全性が高い食べ物を好んで食べてくれる場合があります。
このごはん美味しい!もっと食べたい!
猫からの催促に驚く方も多いです。
「うちの子は少食だと思っていましたが、違ったんですね…」とよく言われます。
ペットフードはちびちびとしか食べないのに、食材や手作りごはん、生肉は驚くほど食べた!
というお声も多く届きます。
もっと食べたい!と感じた猫は、食事の催促を熱心にするようになるかもしれません。
いままで、放置された餌を仕方なく食べていた猫の目の色が変わり、食事の催促をするようになった姿を「狂暴化した」と感じる方もいるのかもしれません。
猫が生肉食や手作り食で狂暴化すると言われる理由
猫は生肉食や手作り食で狂暴化はしません。
ごはんが美味しくなって嬉しい!
美味しいからもっと食べたい!
栄養がきちんと入って、毒が減って調子がいい!
と猫の体調が改善する事態が起こるため、飼い主が驚くことはあると思います。
・手作り食や生肉食では、猫が元気になる
・猫が手作り食や生肉食を、おいしくてよく食べる、催促をする
猫の立場で考えると、こんなに嬉しいことはない健康的な変化も、飼い主が求める猫の姿と違えば、悲しいことに狂暴化、と言われてしまうのかもしれません。
手作り食や生肉食は、飼い主の正しい知識が必要です。
食事が猫に不適当であれば、食べる量も栄養素も足りずに、より食事の催促は強くなることでしょう。
猫は手作り食や生肉食を与えても狂暴化しません
問題は「猫の手作り食」ではなく飼い主の意識と知識不足
「手作り食だから、生肉を与えたから狂暴化した」
のではありません。
飼い主が与える餌が不適当だから、猫が教えてくれているだけなのです。
知識がない飼い主が与えるなんちゃって手作り餌は、こうした手作り食への誤解を招くものです。
勉強をしないのであれば、無理に手作り餌を与えるのはやめましょう。
特に成長期の子猫においては、猫の命に関わります。
猫が手作り食で狂暴化したと表現する方は、猫がぬいぐるみのようにおとなしく寝てばかりの動物だと誤解しているのではないでしょうか。
特に子猫は、めちゃくちゃ暴れて飼育するのは大変です。
手作りごはん、その中でも生肉を与えるととても良く食べるため食費がかさみます。
猫がとても元気になって、たくさん食べたがります。
食事量が足りなければ、子猫が大鳴きして飼い主を困らせることもあるでしょう。
人間の赤ちゃんと同じように、食べ物が足りなくて生き延びるために必死で鳴き叫ぶ猫を疎ましく感じてしまう。
この状況を想像するだけで本当に本当に悲しいです。
猫を手に入れた先に戻す勇気も、大切です。
手作り食や生肉食を与えて猫が狂暴化したと感じるのなら、猫を飼うことを考え直した方がいいです。
子猫ならば特に、猫として当たり前の行動なのです。
猫と暮らすなら、最低限の食事の知識を学んでから
猫の飼育はカンタンと誤解されています。
人間とは違う種族の動物を家に閉じ込めて飼育するからには、猫のことをもっともっと学んでからにしましょう。
特に、猫に手作り食や食材も与えてあげたいと思うなら、勉強不足のままでは逆効果。
無知な飼い主のなんちゃって手作り餌は、猫の命に関わります。
最低限この2冊の本を熟読してから、猫に手作り食を始めましょう。
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電子書籍もありますよ。
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