猫の手作り食は栄養バランスが心配…。
だとしたら栄養学を学ぶことをお勧めします。
自然食のルールに基づいて食材を適切に食べていれば、猫の総合栄養食に含まれる最低限の栄養素を大きく欠くことはありません。
出来る限り多くの部位を取り入れて食べる意味を書いている記事があったので紹介します。
手に入れることが難しい部位もありますが、獲物をホール（全体）で食べる原則を教えてくれます。
犬の記事ですが、肉食の動物である猫と読み替えることができる記事です。
以下抜粋・和訳
内臓肉また腺（グランデュラー）
猫にとって、自然界で最も栄養価の高い食材です。
グランデュラー（腺）はビタミンやミネラルだけではなく、猫の臓器の正常な機能をサポートする強力な生体分子を含んでいます。
これらのシグナル分子は細胞間のコミュニケーションを促進し、体内の活動を調整して健康を維持します。
猫に内臓肉を与えると、豊富な栄養素が供給されるだけでなく、対応する臓器のサポートと機能もサポートされ、生食療法に強力な追加要素となります。
猫の食事に内臓肉を取り入れることで、内臓肉の自然な利点を活用して、最適な健康と活力を促進することができます。
猫に内臓肉や腺をを与えることは、自然のマルチビタミンを与えるようなものです。
内臓や腺は動物の最も栄養価の高い部位の一つで、全体的な健康をサポートする必須ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富に含まれています。
これらの栄養素には、ビタミン A、C、D、E、K、ビタミン B のほか、銅、鉄、マンガン、ヨウ素、リン、亜鉛などの重要なミネラルが含まれます。
内臓肉に含まれるアミノ酸は、筋肉の発達、組織の修復、健康な毛皮の維持に不可欠です。
内臓肉を与えることのユニークな利点の 1 つは、シグナル伝達分子の存在です。
これらの分子は細胞間のコミュニケーションに不可欠であり、細胞が化学信号を送受信して、体全体の臓器や組織の働きを調整できるようにします。
猫の食事に腺体成分を取り入れることで、犬に必須栄養素を与えるだけでなく、これらの生体分子がもたらす強力な健康効果も活用できるのです。
伝統中国医学（TCM）における食品伝統的中国医学 (TCM) と伝統的中国獣医学 (TCVM) では、内臓肉や腺を与えることのメリットが古くから認識されています。
TCM では、特定の腺や臓器が最適に機能していない場合は、その臓器や腺に栄養を与えるとバランスを回復できると考えられています。
たとえば、肝臓のサポートが必要な猫に肝臓に栄養を与えると、肝臓の機能をサポートするのに必要な栄養素が提供されます。
このアプローチは、同類のもの同士がサポートし合うという原則に基づいています。
つまり、特定の臓器に栄養を与えると、体内の対応する臓器に栄養を与え、サポートするのに役立ちます。
猫に与える肉や腺は、十分な日光、緑の草、きれいな水など、自然環境で飼育された動物から得られます。
これらの環境により、オメガ 3 必須脂肪酸と共役リノール酸 (CLA) の含有量が高い内臓肉が生まれ、健康全般に有益です。
化学処理されていない牧草地で放牧され、汚染物質のない水を飲んでいる動物から採取された腺肉を探してください。
内臓肉には、猫の健康のさまざまな側面をサポートするさまざまな栄養上の利点があります。
ここでは、さまざまな内臓肉の具体的な利点について詳しく見ていきます。
腎臓
腎臓はホルモン機能の調整と血液からの老廃物の除去に役立ちます。
腎臓に栄養を与えると腎臓の健康が維持され、猫の全体的なホルモンバランスを維持するのに役立ちます。
レバー
レバーにはビタミン A と B のほか、鉄、コリン、セレン、CoQ10 などのミネラルが豊富に含まれています。
消化、脳機能、心臓の健康、エネルギー レベルをサポートするので、猫の食事に欠かせない食材です。
肺
肺肉は鉄分とカルシウムが豊富で、呼吸器系をサポートします。
肺を与えると肺の健康が増進され、呼吸器系の問題の際にサポートが得られます。
脳
脳には、健康な脳細胞の発達と維持に欠かせない DHA と EPA が豊富に含まれています。
これらのオメガ 3 脂肪酸は、セレンや銅とともに認知機能をサポートし、子猫と老猫の両方に効果があります。
ハート（心臓）
ハート（心臓）肉はビタミン B、タウリン、マグネシウム、CoQ10 の優れた供給源です。
これらの栄養素は心臓の健康をサポートし、コラーゲンの生成を促進し、健康な皮膚、毛皮、関節に貢献します。
眼球
眼球には、視力と脳の健康をサポートする DHA、EPA、亜鉛、マグネシウムが含まれています。
これらの栄養素は、酸化ストレスと戦い、全体的な健康を促進します。
胃と腸
これらの臓器には、消化器系の健康をサポートする有益な栄養素が含まれています。
ビタミン B12 の吸収に必要な内因性因子を提供し、胃腸機能の維持に役立ちます。
気管
気管には関節の健康をサポートする天然グルコサミンが豊富に含まれています。
また、猫によっては大好きな噛みごたえのある食感を提供し、歯の健康を促進します。
猫にとってのさまざまな腺の役割
猫の体内のそれぞれの腺は特定のホルモンを生成し、食事に取り入れることで独自の健康効果をもたらします。
膵臓
膵臓は血糖値の調節に不可欠なインスリンとグルカゴンを生成します。
特に食事に敏感な猫の場合、膵臓を与えると膵臓の機能をサポートできます。
下垂体
下垂体は成長を調節し、他の腺と連携するホルモンを生成します。
食事に下垂体を含めると、内分泌全体の健康をサポートできます。
脾臓
脾臓は免疫機能と全体的な健康をサポートする必須ミネラルを提供します。
脾臓は、健康上の問題から回復している猫にとって有益です。
副腎
副腎はストレスを管理し、健康的な血圧、心拍数、代謝をサポートするホルモンを生成します。
副腎に栄養を与えると、これらの重要な機能を維持するのに役立ちます。
視床下部
視床下部は、体温、血糖値、血圧、睡眠などの重要な身体機能を調節します。
食事に視床下部を含めると、全体的な恒常性を維持できます。
卵巣
卵巣は女性の生殖の健康に関連するホルモンを生成します。
卵巣に栄養を与えると、女性の正常なホルモンバランスをサポートし、促進することができます。
睾丸
睾丸は男性の生殖機能の健康をサポートするホルモンを生成します。
食事に睾丸を取り入れることで、男性の正常なホルモンバランスをサポートし、促進することができます。
甲状腺
甲状腺は代謝とカルシウム濃度を調節します。
甲状腺に栄養を与えると、代謝の健康と全体的な活力がサポートされる可能性があります。
胸腺
胸腺は、抗体の生成を刺激するチモシンを生成することで免疫システムをサポートします。
胸腺に栄養を与えると、健康的な免疫反応をサポートできます。
腺とは、ホルモンや酵素などの物質を生成し、血液中または管を通して直接放出する器官です。
腺抽出物は、多くの場合、内分泌腺から抽出され、対応する動物組織をサポートします。
このように、猫の自然食は栄養が足りないどころかペットフードでは決して摂ることができない自然の栄養素を供給してくれます。
新たな選択肢を取り入れてみませんか？
引用元
