末期の腎臓病に良い猫の自然食とは

「末期の腎臓病に良い猫の自然食には何を与えたらいいですか?」
とのご質問をいただきました。

それを知るには、飼い主さんがまず自分自身で愛する猫を食事で治すと決意し、自然食の基本をきちんと学ぶことが必要です。

また、飼い主さんの顔も猫の状態もわからないままで、メールやブログの数文字で軽々しくお伝えできるものではありません。

猫の腎臓の食事療法

腎臓は体の一部です。
腎臓だけをよくする食事や腎臓の特効薬になるような食事は存在しません。
一つの臓器だけを特別にケアするということは、自然療法や食事療法では行いません。

臓器同士は、互いに連携をとって体全体の調整を行っています。
猫の体調に合わせ、猫が健康でいられるような食事を与えると心臓も肝臓も膵臓も腸も…

体中が元気になって、腎臓の負担が軽減し、腎臓の状態が悪くても何もしないよりはずっと良い状態で生活することを目指すことはできます。

だからこそ、自然食を食べ続けた猫は腎臓の数値が悪くなりづらいし、食事で体調をコントロールすることもできます。

食事で猫の腎不全を軽減した飼い主は何をしたか

お客様の声に掲載しているインスタグラムの記事元の飼い主さんが取り組んだことをご紹介します。

ステップ1 猫の食事の基本プロからしっかり習い、学んだ。
ステップ2 それぞれの猫に合わせた食事の調整や症状や状態に合わせてハーブや食材の知識を選ぶ知識をきちんと習い、学んだ。
ステップ3 猫たちと一緒に、試行錯誤しながらも観察と実践、改善を続けている。

猫が生きている限り、食事の改善に終わりはありません。

自分自身に当てはめて考えてみてください。

生きている限り、何かを食べる。
生きている限り、食事はその時の体調に合わせて選択するものはないでしょうか。

ところが、家から出ることのできない猫は猫自身で食事を選択できません。

そのため、飼い主が猫の声なき声を心で聴き、「今何が必要か」を「正しい知識をもって」選択し続けることが必要です。

ペットフードでは猫の身体に合わせて必要なものだけを与えたり、猫の健康を害するものを取り除いてあげることができません。
そこで最適な手作りごはんが「自然食」なのです。

「猫の自然食」食材の選び方

「猫の自然食といっても何の肉を食べさせたらよいのか」

それは、猫に聞かなければわかりません。

にゃんずきっちんでは、選択肢や知識・猫の自然食のノウハウをご提供します。
カウンセリングをして、何から始めたらいいかを飼い主さんと猫に合わせてご提案をします。

でも、何が良いかを選ぶのはあくまでも食べる猫自身です。

飼い主が知識をもって探し、選び、与え、食べてくれるかどうか聞く。
そして、食べた後の猫の様子はどうか。
猫に合うのか、合わないのかを日々確認しながら食べられるものを増やしていきます。

猫の腎臓を守る自然食の基本

猫にとって自然な食事を目指すのが、自然食です。

猫の自然食の基本は「シンプルイズベスト」

1食に何種類もの食材や、サプリメントやハーブを入れることはありません。
本来猫は、そのような複雑な食事をしないからです。

知識があれば、シンプルで消化吸収しやすく尚且つ、栄養もしっかり摂れる食事を用意することができます。
知らないでいるといつまでも栄養バランスが怖く、消化できないものを食べさせ続けます。
独学の手作り食では、体にいい食材だけを与えていても、猫の健康を損ねてしまうことはよくあることです。

猫の食事療法は簡単なのか

猫の健康のための手作り食・自然食自体は、5分程度で用意できるとても簡単なものです。

自然食を始めて猫が見違えて健康になり、臭いがなくなり、毛ヅヤがふわっふわになっていきます。
その様子を目の当たりにした飼い主さんが、愛する猫に自然食を用意するのが辛くてペットフードに戻すということはまずありえません。

でも、私は「猫の自然食は簡単ですよ」とは言いたくありません。

猫の自然食、ましてや食事療法は
「勉強しなくても独学や本を読めば簡単にできる」という「簡単」なものではないのです。

愛するうちの猫に、何を食べてもらったらいいだろう?

そんなことを考えながらワクワクして愛する猫の食事を考える。
愛する猫が喜んで食べて体調が良くなる食事を用意する。

栄養バランスへの不安やこれから病気に罹ったらどうしよう…
などという不安をもたずに自然食を始めて続けていけるようになるには、相応の勉強が必要です。

 

1食1食の用意は拍子抜けするくらい簡単で、5分でできる。
だけど、「猫の食事・栄養学・生理学に基づいた正しい知識が必要」です。

たしかな猫の栄養学と生理学の知識をもとに、食べる猫の声なき声を心で聴きながら飼い主と自然食は一緒に成長していくのです。

そして「時間」がかかります。

ちょっと聞きかじって…
獣医さんのブログを読んで勉強している…
など猫の食事の知識をちゃんと習わずに、プロのサポートを受けずに猫の手作り食を続けるのは「危険」と、私は思っています。

自分がそうだったから。
うちの猫を危険にさらしてきたのはほかでもない私の「無知」だったからです。

基本を知らずに猫に与える単なる生肉食は、自然食ではないとも思っています。

猫は生きています。

猫の身体は、まだまだ未知にあふれた超精巧精密機械なのです。

それぞれの猫の食事を考えるための知識やノウハウは、メールやブログ、何冊の本を読んだとしても、到底「充分だ」とは言えないのです。

独学で猫の手作り食を始めたけれど「基本をきちんと習いたい」と受講される方の受講前の食事は、やはり大きな誤解や勘違いが多くあります。

猫に手作り食やプレミアムフードを与えているのに、療法食ににしているのに全然改善しないばかりか薬が増えていく…
という方が大半です。
実際に、きちんと基本を伝え、一緒に食事を見直し、独学の手作り食から自然食にすると猫が激変します。

猫の「ちゃんと勉強してほしい」という想いに背中を押されて受講してくださっているのだと思います。

膨大な情報を学び、整理し、経験から提供している、それぞれの飼い主さんと猫に合わせた半オーダーメイドの講座が
「猫の自然食マスターコース」です。

オンラインでどこにお住まいでも、このブログが読めている方ならご提供できます。
マスターコースを受講していただければ、猫の健康を損ねたり栄養バランスが悪い食事は作りようがありません。

きちんとプロから習って始める自然食ならば、猫にとってのデメリットはひとつもありません。

食事の改善は、ゆっくりじっくり食べる猫のペースにあわせて行います。

ところが、体調が著しく悪い犬猫や獣医師に見放されたような猫には時間がありません。

もし、愛する猫の食事療法・自然療法を始めようと思うならば、一刻も早く始めてください。
飼い主さんの準備が整うならば、全力であなたの猫の食事改善をサポートします。

この記事に出会った方の猫は、体に優しい食事を望んでいると私は確信しています。

*著しく状態の悪い猫の場合は、半オーダーメイドのコースではなく完全オーダーメイドの「食事療法コース」をご提案することがあります。

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