猫の手作りごはん猫の自然食

Q 猫ごはんのお肉の大きさはみじん切りやペーストのほうが良いのでしょうか?

 

A 猫の好みや体調に合わせます。

うちの猫の場合は、下に書いたような事情があり、ミンチやペースト状にした肉しか食べません。

これは、うちの猫だから言えることであって、猫種も関係ありません。
ソマリキャッテリーにお邪魔した時におやつを出すとこうなりました。

猫の性格や環境、個性によって肉の大きさは変わります。

猫の自然食を始める方には、まずドライフードくらいの大きさで与えることをお勧めします。
そこからだんだん大きくしていき、最終的には切らなくても自分で食べてくれる大きさの肉を食べられるようになるととても楽です。

このような猫もいますので、参考にしてください。

 

うちの猫が「カタマリ」を食べられなくなったわけ

今でこそ猫の健康ごはんアドバイザーとして活動している筆者ですが、13年前愛猫をお迎えした時には何にも知らない飼い主でした。
実家で長年猫と暮らしてはいたものの、自分では何にもしていなかったことを思い知らされました。

うちの猫にとっての初めての投薬の際、かかりつけ獣医師が「ウェットフードに錠剤をくるんで食べさせたらいいよ」とアドバイスをくれました。

愛猫が大好きな猫缶に錠剤をくるみ、一つ目は美味しく食べました。
2つ目を食べたときに、事件は起こりました。

ガリッという音とともに、薬の苦みが愛猫の口の中いっぱいに広がりました。
「この人間、なにか入れてくる…!」
子猫の顔から私に対する不信感があふれ出ていました。

この時から、うちの猫にとって私は
「ごはんをくれる人だけど一服盛ってくるちょっと信用できないやつ」
という存在に変わりました。

獣医師のアドバイスを鵜呑みにした結果です。
ちなみにこの獣医師が、うちの弟猫に、猫に与えてはいけない薬を処方した獣医師です。

食べ物を丸のみする食べ方をする猫には問題がなかったかもしれません。
うちの猫は、噛んで食べる猫なのでこのような悲劇が起こりました。

猫の舌のや口の作りを考えれば、
「ざらざらの舌で舐めとる」
という食べ方は普通です。

同じようなトラウマを猫に与えてしまいそうな場合は
「餌に錠剤を入れて食べさせる」
方法は真似をしないでくださいね。

錠剤は、普通通り猫の口に放り込んで飲ませるか、カプセルに入れて喉の通りを良くし、薬の苦みを感じないようにして飲ませることをお勧めします。

 

Q2. お肉をみじん切りにしていますが、吐出が多いのが気になっています。
もっと小さくペースト状にしたら吐かなくなりますか?

A2. 猫によって吐出の要因は様々です。

みじん切りからペースト状にして吐出しなくなれば、吐出の要因は肉の大きさと言えるでしょう。
吐出の要因が肉の大きさでない場合は、ペースト状にしても吐出は続くかもしれません。

 

猫の吐出の要因

あくまでも一般論ですが、猫が吐出する場合はこのような要因が考えられます。

・肉が古い(酸化している)
・何らかの刺激がある(主に冷たすぎる・硬いなど胃に刺激がある)
・食べたときの猫の体調と肉の量や質が合っていない

等が考えられます。

ペットフードから自然食に切り替えた場合、猫の体内では消化システムの変更が行われています。
スイッチで簡単に変わるようなものではなく、食べたものに合わせてきちんと消化ができるように対応していきます。

「猫が吐く」というお悩みについてはこちらの記事もお読みください。

 

猫の体調や消化力を見極めよう

何を食べても下痢もせずぴんぴんしている猫もいれば、ペットフードから生肉に食事が変わってから半年~1年は便が安定しないこともあります。

そのため、猫の食事や体調の記録と見直しをお勧めしています。

「猫にとっての自然食とは」
という基礎知識を持ったうえで

「うちの猫に合った食事とは」
という視点で愛猫をよく観察し、食事を調整していきます。

基本はとても大切です。
私は世界でたった1頭の猫を健康で幸せに育てることが猫の自然食の目的と考えてお伝えしています。
そうなると、基礎知識だけではちょっと足りなくて不安になってしまうのではないかと思うのです。

 

食事が変わると猫の身体も変わる

食べ物が変わると、猫の身体は変わります。
その変化が
「良い変化なのか悪い変化なのかわからず不安」
ではないでしょうか。

私もそうでした。

この「変化の時期」を自分と猫だけで過ごしていると不安になってしまうのです。

言われた通りに食事を作る

食べさせる

便や体調を観察し、記録する
(全然食べてくれないことも)

記録を見直し猫の個性や体調を想像しながら次の食事を考える

手作り食にはこのようなステップがあります。

ペットフードでは何も考えなくても与えることができますが、猫の変化や不調に気が付くのは難しいでしょう。

私自身はこの切り替え期間を乗り越えるまでにとても苦労しました。

独学や、知識が不十分だとこのステップをうまく乗り切ることができずペットフードに戻ってしまう場合もあるようです。

せっかく猫の手作り食の中でも、最も理に適い、最も簡単で最も猫と飼い主を健康に幸せにする猫の自然食に出会ったのに、安全に安心して続けることができないなんて、とても悲しいことだと思っています。

飼い主さんが猫の自然食に出会ったのなら、少なくとも猫自身は食事の改善を求めていると思います。

飼い主さんが愛情をごはんに変えるために、学び行動することで猫の生涯は変わります。
愛猫は、それを待っています。

猫の手作り食の情報は、いくらでも手に入ります。

でも世界でたった1頭の大切な愛猫のための食事のための正しい知識と豊富なノウハウは誰しもが持っているわけではありません。

このノウハウは、ネットでは決して手に入りません。
独学で「安心安全」にたどり着くまでには、飼い主にとってつらい期間もあるでしょう。

私自身が猫の食事の切り替え時期や独学の辛さを経験しています。

だからこそ、多くの猫からもらった知識とノウハウで飼い主にとっての「辛い期間」を楽しめるように、マンツーマンレッスンでお伝えしています。

もし手作り食に不安があるのなら、正しい知識とうちのこのためだけのノウハウを補うことをお勧めします。

猫に寄り添った安全な自然食を安心して続けていきたい方は
猫の食事相談や猫の自然食基礎コース・マスターコースをご活用ください。

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