猫が食べなくなってから飼い主にできること｜にゃんずきっちん‐猫の健康ごはん「猫の自然食」健康寿命を延ばす生肉の猫の手作りごはん

私は猫の健康ごはんアドバイザーとして、猫が健康で過ごせるように、病気の要因にならないための食事をご提案する仕事をしています。

できるなら、猫が健康なうちに食事を見直し、猫の病気の要因にならない食事を与えて、慢性疾患にならないようにきちんと予防をしていただくことを願い「猫を真に健康に育てる」食事を与える知識とノウハウをお伝えしています。

猫が健康なうちに、猫の病気の要因にならない、猫の健康を維持できる食事を与えておくこと。
そして、猫がこれが大好き、これなら具合が悪くてもちょっとなら食べたいと思う食べ物を見つけておくことが非常に重要になります。

猫は、体調不良になると食べることができなくなるからです。

「猫の健康維持を目指す食事」と「病気になり食べられなくなってしまった猫の命を繋ぐ看取りの食事」とは全く異なります。

この記事は、ほかの記事とは目的が異なります。

この記事では、余命いくばくもないかもしれない猫の看取り時期の食事について私の思うところを独断と偏見で書いています。

猫の看取り時期の食事

長年猫と連れ添った飼い主にとって「この子はこのまま逝ってしまうのかもしれない」と思う瞬間は身を引き裂かれるように辛いものです。

無理に引き止めたくはない、これ以上苦しませたくもない。

でも、生きてほしい。

強制給仕に是非はありますが、食べなくなった猫に何かを食べさせたい、と思う飼い主の想いを否定することはできません。

私も、愛猫が食べられなくなってしまったら強制給仕をすると思います。

そんな時に、飼い主にできることは限られています。

特効薬はありません。

大変残念ですが、獣医師の先生に「好きなものを食べさせてあげなさい」と言われたときには、すでに手遅れな場合が多いです。

基本的には、何を与えても同じです。
ドライのカリカリキャットフードはもう食べられないことが多いでしょう。

慌てて手に入る食材やウェットフードなどを買いあさることになります。

こうなってしまってから食べるものを探すのはとてもつらいことです。

こうなる前に、猫の食事を学び、病気にならない食事を与えておくことをお勧めします。

なってからでも、できることはあります。
猫の食事の知識があれば、猫の腎臓をはじめとする体に負担が少ない食事を選ぶことはできます。

食べなくなってしまった猫にしてあげられること
猫の看取り期のセルフケア・サプリメント

皮下補液

動物病院で獣医師に点滴をしてもらう方法と、獣医師の指示指導のもと、自宅で皮下補液をすることもできます。

病気による症状が辛く食べられなくなった猫を襲うのは脱水です。
獣医師の指示のもと皮下補液を行うことは、著しく低下してしまった猫のQOLをわずかでも改善できる可能性があります。

かかりつけの医師に少しでも楽にしてやりたいと相談してみてもよいかもしれません。

ペット用ポカリ

ペット用のスポーツドリンクも販売されていますが、家庭で簡単に作ることができます。
何も口にしなくなった猫にとって、脱水はさらに体を辛くします。

数ｃｃずつ口に含ませてやることができます。

猫用ポカリの作り方

■用意するもの
ミネラルウォーター　1リットル　
ハチミツ　大さじ1杯　　
自然塩　　小さじ1杯

■作り方
上記の材料を全部入れて混ぜ合わせます。
（割合さえ守れば、水の量を調節してOKです)
与える量以外は冷蔵庫で保存します。（保存目安は3日間）。

与える前に室温に戻して下さい。

（動物自然療法協会様のブログより）

ここから下のサプリメントは猫が健康なうちから予防として取り入れることができるものです。

詳しくは、専門家に相談の上猫に合わせて取り入れていってください。
知識なく独学独断で取り入れることはお勧めいたしません。