愛猫を動物病院に連れていくことにストレスを感じませんか?

我が家の愛猫は、動物病院が大嫌いです。
待合室の時点ですでに全身を硬直させ、非常に強いストレスを感じています。
診察台に載せると、4つの肉球から汗をかき、先生も少し笑ってしまうくらい緊張してしまいます。

あなたの猫さんは、動物病院は好きですか?

 

猫のための動物病院選び

これだけのストレスと時間とお金を犠牲にしてでも診てもらいたい。
通院のリスクを考えると、飼い主として動物病院に求めるのは「正確な診断」です。

近年では、犬と猫ではすでに飼育頭数が逆転して猫のほうが多くなっています。

にもかかわらず、病院やペット用品などすべてにおいて犬のほうが優先されていて情報も多いと感じることはないでしょうか。

5年前に、開業2年目の動物病院でお話しを伺ったことがあります。

カルテ棚が4段ほどあり、犬と猫に分かれていました。

4段のうちのひとつかみ
「これが猫のカルテなんだ。圧倒的に犬のほうが多いよね」
と先生が教えてくれました。

現在は猫の通院数も増えているでしょうが、まだまだ「犬ファースト」の動物病院も多いのではないでしょうか。

近年「猫専門病院」を掲げる医療機関が増えてきています。

猫の飼い主としては、憧れるワードです。

ところが、猫専門を掲げているクリニックが近隣にない場合があります。

この記事を書いているわたくし、猫の健康ごはんアドバイザーYukiは北海道札幌市に在住しています。

一応政令指定都市であるにもかかわらず、この記事を書いている現在は札幌に猫専門病院はまだありません。

そんな中、こんな言葉を見つけました。

キャットフレンドリークリニック(CFC)

「CFC(Cat Friendly Clinic)」とは、猫にやさしい動物病院の“道しるべ”としてisfmによって確立された国際基準の規格で、世界的に普及しています。

CFCに認定された動物病院とは、猫専任従事者を設けることでより猫の専門性の高い知識と質の高い猫医療を提供することを猫のご家族に約束し、猫にやさしい動物病院の“道しるべ”となります。

CFC取得には、国際基準を満たす必要があり、isfmの認定が必要です。

International Society of Feline Medicine (isfm)とは、国際的な猫のチャリティ団体であるInternational Cat Care (www.icatcare.org)の獣医療部門で、英国のイングランドおよびウェールズで登録されている団体(チャリティ番号117342 )です。

キャットフレンドリークリニック(CFC)とは最低3点の要件を満たすことにより、「キャット・ フレンドリー」且つ「より良 い猫医療」を提供できる病院 となる。とされています。

 

キャットフレンドリークリニックになるための3つの要点

• まずはじめに、獣医療チー ム全体が猫の立場を尊重し真 摯に猫と飼い主に接すること が大切である。
この ”Cattitude ”の姿勢は極め て重要なポイントである。
ま た、病院側が飼い主とのコミ ュニケーションに積極的に取 り組むことも重要である。

• 二つ目に、病院スタッフは 猫の内科学や外科学だけでな く猫医療に関するあらゆる側 面から進歩に対応するため、 継続して専門的能力の向上 に努めることが求められてい る。
また、臨床転帰を確実に モニタリングするための対策 を講じ、必要に応じて改善し てゆく必要がある。

• 第三に、病院の設計および レイアウトが適切であり、尚 且つ可能な限り最善の治療を 施せるように適切な検査機器 や施設、および器具類を備え ていることが必要である。 

 

この3つが要点とされています。

キャットフレンドリークリニックとは、猫の飼い主が動物病院を探す際にひとつの基準、付加価値として認定されるものでもあると思うのです。

飼い主がすぐに読める場所に正確な基準までは記されていません。

ですから、キャットフレンドリークリニック(CFC)にどこまで期待ができるかはわかりません。
認定されていようがいまいが、患者と接する獣医師の人間性と診断力が最も重要だと思います。

申請のためには英語の書類を読み、英語で申請する必要があります。

それだけの労力をかけて申請するものなので、認定の医療機関は猫の診療に力を入れていると言うことはできそうです。

 

日本国内のキャットフレンドリークリニック(CFC)の一覧

 

 

動物病院は1軒でなければダメ?

 

よく、うちは行っている病院があるからほかの病院のことは知らなくてよいとおっしゃる方がいます。
その先生と自分の猫を心中させても良いくらい、信頼できる先生がおられることは素晴らしいと思います。

我が家の猫は、かかりつけ医の投薬がきっかけで症状が激変して苦しみぬいて死にました。
かかりつけ医に「それは病気のせいで、かわいそうだから連れてこないほうがいい」と言われました。

信じて頼りにしていた獣医師に、ある日突然裏切られることも少数ですがあるのです。

私自身も絶望と感じたことのない孤独を味わいました。

私のお客様の中には

「自分の言う通りにしないとこの動物の命の保証はない」
と、猫を人質にとって恫喝してくる獣医師や

「体調が良くなったら連れてきたらいいよ」という獣医師
(調子が悪いから診て欲しいのですが…)

「手の施しようがない」とはっきり言わない獣医師
(行ってくれたらほかの病院に行く踏ん切りもつくのに…)

「飼い主がすべて悪い」とただただ飼い主を責める獣医師

「抗体値検査について知りたい」
と言っただけでワクチンを否定したり相談したわけでもないのに鬼の形相になった獣医師

などなど
様々な飼い主さんからの悲しみの声が届いています。

私自身も小ばかにされるような態度を取られた経験も多々あります。

その経験があるからこそ、信頼できる獣医師の先生から食事やナチュラルケアを習うことができました。

診療室では、聞きたい事や言いたい事はなかなか言えないものです。
ですから、しっかり準備して動物病院へ行きましょう。

普段から記録を取っていれば、うちの猫の異変や気になることは全て事実として伝えることができるはずです。

知識がないことを恥じることはありません。

相手はヒエラルキーの頂点のプロ中のプロです。

獣医師は治療のプロフェッショナルではありますが、神様ではないのです。

一つの動物病院に全幅の信頼を置くことはとても良いことですが、盲信していると私のように「セカンドオピニオンを受ける」ということを忘れてしまいます。

遠方の専門医、近くに駆け込める救急医、電話やメールで相談に乗ってくれる獣医師の先生などなど、今は多くの選択肢があります。

診断や治療方法は、ひとつではありません。

いつもの先生のほかにも、いざというときに駆け込める診療時間や休診日が異なる動物病院を知っておくこと。

健康診断などで、その先生の人となりを知っておくというやり方もあります。

猫にとって、一番の主治医はほかでもない飼い主です。

私のように、動物病院選びに失敗しないためにも、動物病院の情報にアンテナを張ってみてはいかがでしょうか。

 

「キャットフレンドリークリニック(CFC)」という考え方も、動物病院を選ぶひとつの指針になるかもしれません。
良いか悪いかは、あなたと愛猫が決めること。

ご参考になれば幸いです。

 

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