猫のサプリメントとしてのシリカを調べていたところ、シリカゲルの猫砂の情報にたどり着きました。
私自身は、シリカゲルの猫砂はあまりよいと思っていませんので、使いません。
なぜシリカゲルの猫砂があまりお勧めではないのか。
シリカゲルの猫砂は猫にとって良いのだろうか?
と疑問に思われている方はぜひご一読ください。
猫砂選びの前に「粉塵」は体に悪いことを知る
猫のトイレと言えば猫の砂が便利です。
新聞紙などの雑がみやペットシーツだけで猫のトイレを維持している方もいます。
実は、猫トイレは「猫砂ありき」ではありません。
ただ、猫砂トイレはとても便利ですし、猫砂トイレが好きな猫が多いものです。
猫砂はどんな砂でも、粉が舞い、舞った粉を猫が吸い込んでしまうことが大きな問題です。
猫砂を選ぶ際には、粉が舞わない猫砂を購入したいものです。
シリカゲルは比較的粒子が細かく、猫トイレに入れる際に粉が舞い飼い主さんの健康上もよくありません。
猫がトイレに入りかき回すたびに、粉が舞い猫が吸い込みます。
鼻や器官、肺の問題に繋がる場合があります。
肺は体に入った汚いものを出し、きれいにする働きをもっています。
肺に問題を起こすと、器官だけではなく大腸や肝臓にも負担になる可能性があります。
シリカゲルに限らず、粉が舞わないような工夫をお勧めします。
猫トイレは、砂を入れる部分がすのこ状のものをお勧めします。
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ただし、こちらのトイレの猫砂は使いません。
シリカゲルの猫砂をお勧めしない理由
1 粒が細かいシリカゲルの猫砂は粉塵が舞いやすい
2 おしっこをするときに音がすることがあり、その音を怖がって猫が排尿にストレスを感じることがある
3 高価
4 燃えるゴミに出せない
1 粒が細かいシリカゲルの猫砂は粉塵が舞いやすい
一番気になるのが猫の健康被害です。
シリカは一般的に無害とされていますが、粉末状のシリカゲルを吸入すると肺に損傷を与える可能性があるとされています。
猫が吸い込んでしまうデメリットを考えると、シリカゲルや鉱物系はお勧めできません。
どうしても使用する場合は、上にご紹介したようなすのこ状のトイレでできるだけ細かい粉が猫に触れないように配慮することをお勧めします。
2 おしっこをするときに音がすることがあり、その音を怖がって猫が排尿にストレスを感じることがある
シリカゲルや鉱物の砂は、吸湿力が高く臭いが少ないことがメリットとされています。
砂の中には、水分に触れて固まる際に、シュー、パチパチなど音がするものがあります。
排尿の際に音がするので、猫がその音を怖がってトイレに入れなくなってしまうことがあります。
排尿の際のストレスは、猫の膀胱炎の要因になります。
シリカゲルや鉱物系に限らず、排尿の際、水分に触れた際に音がしない猫砂を選びましょう。
3 高価
3と4は人間側の都合になります。
固まらないタイプのシリカゲルの猫砂の場合、なんと1か月そのまま使い続けるそうです。
いくら吸着して臭いがしないとはいえ、便が触れた部分を1か月も置いておくのはどうなんだろう…と個人的に思います。
一般的に鉱物系やシリカゲルの猫砂は高価なものが多く、1か月に1回全部の砂を交換するコストも気になるものが多いようです。
猫の便に触れた部分は廃棄していきたい飼い主にはあまり向きません。
4 燃えるゴミに出せない
人間側の都合ですが、シリカゲルや鉱物系の猫砂は燃えるゴミに出せないようです。
地域差にもよりますが、廃棄方法も含めて猫の砂を考える必要がありそうです。
シリカゲルを使わない飼い主お勧めの猫砂
この記事を書いている現在我が家で使用しているのはこちらの猫砂です。
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なるべく漂白剤、防カビ剤、香料、抗菌剤、おからを使っていない商品を選択しています。
猫の健康を「ホリスティック」に考える
私は、猫の食事の専門家ですが猫に健康に長生きさせたいと思うのであれば、食事だけではなく猫の環境の中から猫の健康を害する要素を取り除くことが大切だと考えています。
猫の食事と自然療法で猫が自己治癒力で健康に過ごせるように様々な知識やノウハウをお伝えしています。
食餌療法と自然療法は猫の健康の両輪です。
猫の生活を「ホリスティック」な目線で観察し、猫を健康に育てていきましょう。
そのためには、猫砂選びもとても大切です。
そして、食事選びもとても大切です。
猫の食事選びのポイントを9日間の無料メール講座でお送りしています。
通常メルマガの中では、食事だけにとどまらず季節のケアなど様々な自然療法、ホリスティックケアのお話もさせていただいています。
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