キャットフードはたくさんあるけれど、結局どれを選んだら分からない。
そう思っている方はとても多いです。
かつては、私もそう思っていました。
ところが、猫の目線できちんとポイントを押さえてフードのラベルを読むと、猫に食べさせても良いかどうかがわかるようになります。
この記事では、お勧めのキャットフードの銘柄は書きませんが、ペットフードを選ぶ際のポイントをご紹介します。
チェックポイントをもとに、キャットフードのラベルを読んで、より猫の体に優しいペットフードを選んであげてくださいね。
キャットフード選びのポイント
キャットフードは、糖質ができるだけ少ないものを選ぶ
どの猫の栄養学のテキストを見ても、まともな本には必ず
「猫は食事からの糖質を必要としない」
と書かれています。
ペットフード選びでも例外ではありません。
キャットフード選びの最大のポイントは「糖質量」」にあると言っても過言ではありません。
ここで気を付けたいのは、糖質と炭水化物は違うということです。
炭水化物=糖質+食物繊維
これを踏まえて、キャットフードの保証分析値から糖質が最も少ないフードを選ぶようにしましょう。
良質なフードは、3%未満
長年与えられている猫に不調が多いフードは20~30%の糖質が入っています。
猫は、糖質を消化する酵素も少なく、細胞内に糖質を入れる際に必要なインシュリンの効きも良くありません。
糖質を食べても、エネルギーに変換できる能力がとても乏しい動物です。
猫には糖質を与えないでください。
猫のごはんは、原材料のTOP3以降、できるだけ動物性たんぱく質源が入っているものを選ぶ
猫は「完全肉食」の動物です。
原材料表示は、多い順(重い順)に記載されています。
一番目に肉類が記載されていても、安心しないでください。
2番目、3番目に穀物や芋豆類が来るフードは、肉よりも植物性食品のほうが多く入っている可能性があります。
原材料の段階では、植物性食品のほうが軽いからです。
ペットフードはできるだけ熱が加わっていないものを選ぶ
糖質とタンパク質を混ぜて加熱した食べ物には、老化タンパク質が多く含まれます。
猫の老化予防のためにも、なるべく熱が加えられていない、加工が少ないフードを選びましょう。
☠ドライフード(高温加熱で水分を飛ばす)
↓
缶やレトルトパウチ(加熱殺菌されている)
↓
オーブンベイクド・ジャーキー(水分を飛ばす過程で加熱しているものがある)
↓
フリーズドライ 加工の中では一番猫に健康被害が少ない
↓
生肉
の順にお勧めです。
生肉っぽいペットフードの中にも、原材料が粗悪なものもあります。
多角的に判断しましょう。
キャットフードに特に入っていてほしくない原材料をチェックしましょう
・豆類すべて
・イモ類 全て タピオカも
・穀物全て 特に小麦・トウモロコシ コーン〇〇も
・フィッシュオイル
・増粘多糖類 カラギーナン・グァーガム
・粗悪な人工サプリメント 亜セレン酸ナトリウム(セレン)
・人工着色料(青色〇号、赤色〇号など)
・アミノ酸等
・リン酸塩
ペットフードのラベルを改めてチェックしてみてくださいね。
何が入っているかよりも何が入っていないか、が重要です。
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